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アマビエを描いた人の子孫がその辺にいるかもしれない

高校入試受験生のみなさん、中学生の皆さん、保護者の方々、塾や学校の先生方、毎日お疲れ様です。お元気でしょうか?

合格できる問題集の編集部です。


本日、4月27日(月)の東京でのコロナ新規感染者数は39名だそうです。


この数字が指標になりうるかの議論はさておき、単純に数字が減ったことで希望が見えてくる気になります。


緊急事態宣言が出た時には、このまま倍々ゲームで感染者数が増え、ニューヨークやイタリアのようになるのではと頭の片隅で思っていましたが・・・ 


このまま事態が収束に向かうことを神頼みということで、今日は熊本県出身の妖怪である、アマビエのありがたい写真を貼っておきたいと思います。


達筆な書と脱力感溢れる絵のギャップに、何度見ても胸の奥に謎の違和感が起こります。


書の最後に、弘化3年、四月中旬、とありますので、ちょうど今頃の季節に描かれたもののようです。 ちなみに弘化3年は1846年です。


ウィキペディアによると、アマビエの出現は当時も話題となり、遠く江戸まで瓦版で伝えられたとありますので、当時としてもかなりのインパクトがあったようです。


このような疫病からの守り神は、世界各地にいるのかと思い、infection、plague、angel、mythology...等々、疫病や神話関連の語で検索したところ、恐ろしい悪魔の絵が大量に出てきました。西洋文化は芸術の中に非常にダークな色彩で疫病を描いてきたようです。


一方でアマビエの絵をしげしげと眺めていると、日本人に通底する感性が垣間見える気がします。


ちなみに、この画が書かれた1846年はそれほど昔、というわけでもないですね。私の祖父が1920年生まれだったので、1846年あたりは私からすると祖父の祖父の時代ということになります。

ということは、熊本県のどこかの海辺の町に住む誰かのひいひいじいさんがこれを描いたわけですから、当時出回ったこの画を見た人々の様子も案外想像がつく気がします。



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