早いもので、もう6月。日本中が梅雨の時期です。 ところで、6月の他の言い方を国語で習いましたか。 6月は「水無月(みなづき)」ともいいます。 え?「水が無い月?」
6月といえば梅雨で水は多い月というイメージですよね。
漢字の意味合いとはちょっと違うようです。 「みなづき」の「な」は「の」という意味があるのだそう。
だから、「水無月」は「水」の「月」という意味なのです。
例えば、10月は「神無月」ともいいますが、これも「神」の「月」ということです。 6月の言いかたは、他にもあります。 「風待月(かぜまちづき)」「涼暮月(すずくれつき)」「暑月(しょげつ)」などです。
数字で6月というと、1年の6番目の月ということが一目でわかりますが、
「水無月」「風待月」などというと、日本の風土、気候が想像できますね。
日本語の漢字の奥深さ、そしてその漢字を組み合わせて
風土や気候を表現しようとしてきた日本人の感性に感動させられます。
中学生にとっては、中体連、期末テストなど待ち構えている6月なので、
忍耐の月で「忍無月」などという言い方がぴったりかもですね。