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土曜授業に106回の7時限授業?玉砕覚悟の詰込みは学力格差を助長する。

高校入試受験生のみなさん、中学生の皆さん、保護者の方々、塾や学校の先生方、毎日お疲れ様です。お元気でしょうか?

合格できる問題集の編集部です。


今日のコロナウイルスの感染者は東京165人だそうです。いやがおうにも自粛ムードが高まります、まあ、どちらにしろ自粛するしかないですけど・・・


さて、そんな中GWがやってきました。ごった返すレジャー客や帰省ファミリーのニュースもなく、なんともしんみりした空気です。


休校中の中学生の皆さんにとっては、長い長い休みが続きます。


ときに、世の中には学校不要論などもありますが、

この騒動の中で、改めて学校って大事な場所だとつくづく思います。


なぜそのように思ったかというと、休校により、これまにない学力格差の問題が生まれているからです。学校に通えれば、どんな子にもある程度均一な教育の機会が与えられますが、休校でそれがなくなったことで、格差が浮き彫りになってきています。


勉強もオンラインで問題なくこなせて、一人で好きな事に没頭する時間がたっぷりあるという生徒がいる一方で、自宅のネット環境の不備などで取り残されていく生徒もいるということで、なんともやりきれない気持ちになります。


こうなると、待ち望まれるのが学校の再開ですが、今日衝撃的なニュースを目にしました。


大阪府教育庁が、一学期終了後の7/21に学校再開となった場合の学習スケジュールについての意向を発表したのですが、それによると、上記の場合、夏休みと冬休みが無くなり、毎週土曜授業になり、7時限授業が年間106回になるそうです。


いかに遅れを取り戻すためとはいえ、これはハードすぎるのではないかと思います。

冗談抜きで受験生も塾や学校の先生方も、受験の前に全員玉砕してしまうのではないでしょうか?


特に勉強に遅れた子や、勉強の苦手な子にこの詰込みはハードすぎて、さらに格差を拡大することになるでしょう。


いやはや、休校も問題ですが、再開するにしても課題が山積みですね・・・



休校中の皆さん、特に勉強が上手くいかない皆さんに一つアドバイスをしておきます。


なるだけ生産的なことに時間を使うようにしましょう。


本を読んだり、絵を描いたり、料理をしたりなどといった活動は生産的と言えます。


生産的な活動とは、人生にとってプラスになることのために、頭を使ったり、手を動かしてモノを作ったりする活動のことです。生産的な活動の中で、人は自分の興味関心を発見し、色々な気付きを得て世界を広げることができます。


このような活動も、大切な勉強の一つです。


そして、ある程度のゆとりがないと出来ないことでもあります。


学業もあまりに詰込みでは、勉強以外の大事なことを見失ってしまうのではないでしょうか。


その点をしっかり見据えて、何とか上手い学校再開の道を示して欲しいものです。



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